今日の一枚。 一見すると勇ましく見える虚勢。 誰もがそうなのかもしれない。 自信ありげに見えるものも、実は奥底では不安と戦い続けているもの。 何が起こるかわからない現実には常に不安がつきまとうもの。 しかし、だからこそ逆転の期待もできるというも…
今日の一枚。 満ち足りていながらも満たされないもの。 物質的な裕福さとともにある精神的な渇望。 満たされないからこそ追い求める。 いつまでもそれは満たされることがないのかもしれない。 それが満たされてしまったときに訪れるものは虚しさでしかないか…
今日の一枚。 勝利の凱旋。 誰もが認める戦果とともに堂々たる帰還を果たす。 誰もが認める?本当に誰もが認めているだろうか。 誰よりもそれを素直に認められないのは自分の中にいる自分ではないだろうか。 自分の求めるものはこの程度に収まらない。 だか…
今日の一枚。 ただ待ち続けることに耐えられるかどうか。 いつやってくるかもわからない人を待ち、本当に芽が出るのかどうかわからない種を蒔く。 無駄と知りつつも風の便りを期待し、掘り起こしてみては種を眺める。 その時間が無駄かどうか、それを決める…
人それぞれ1年に感じるサイクルというものがあるのだろうけれど。自分の場合は、元旦(1月1日)→立春→春分と大まかに辿って、「さて、今年もやりますか」という気分になる。あくまで自分の場合。 昨年の秋口に鉢植えにしているどんぐりの葉がすべて落ちてし…
今日の一枚。 柔軟な力。 強大なものへの服従と忠誠。 力によって服従させ、忠誠を誓わせたのではなく、おのずとその状態になっているだけ。 力には様々な形があることを知っているだろう。 ぶつかり合い、ぶつけ合い、勝敗を決するのもその形の一つ。 また…
今日の一枚。 錬金術の時間。 人のノウハウを学ぶのはそのくらいにしておくべき。 そこにはヒントはあるかもしれないが、答えはない。 そろそろ自分なりの錬金術を試してみるとき。 材料とノウハウとテクニックは十分にそこにある。 自在になんでも好きなだ…
今日の一枚。 いつの間にか置いて行かれてしまうのではないかという不安。 のけ者にされてしまうのではないかという疑心。 比べて追い越そうとして大切なものを見失わないこと。 他者の器を知ることは己の器を知ることにもつながる。 その逆もまたしかり。 …
今日の一枚。 目に見えるからこそ恐れる。 一歩踏み外せば奈落の底に落ちてしまいそうな綱渡りであろうとも、足元が見えなければなんということはない。 地面から5センチの綱渡りであろうと、地面から500メートルの綱渡りであろうと、足元が見えなければ同じ…
今日の一枚。 不釣り合いに見えるもの。 危ういバランスにあると思わせながらも絶妙で精妙な釣り合い。 自分の中にある多面性。 自分でも把握していない自分の中にある人格。 自分の顔は自分で見ることができないし、自分の人間性は他者の視点から見てはじめ…
今日の一枚。 それは直観で判断すべきこと。 理屈は後付けになるだろう。 力づくではなく、スマートで理知的な実力行使。 付きまとう陰口はただの身から出た錆でしかない。 崇高な理想を求めて声高に叫ぶことと、ありもしない幻想を夢見てぐだぐだと罵詈雑言…
今日の一枚。 見晴らしがよく隅々まで見えている。 クリアな視点からものが見えているうちに洗い出す。 客観的な視点はいずれ主観的な視点に切り替わってゆくもの。 客観的に感情を挟まずに分析をしておくことが後々必ず役に立つ。 過去と未来の自分を非常に…
今日の一枚。 己の運命は己が決められるものだ。 流れに逆らうもよし、それに従うもよし。 これもまた己が決めるべきことだろう。 より良い道を選びたいのは誰しも同じではないだろうか。 ただ、良い道とはなにか。 それを決めることができるのは己しかいな…
今日の一枚。 すでに手の内にあるもの。 愛でることを知っているからこそ、それはいつまでも手の中にある。 愛でることをやめたものは自ずから去ってゆく。 去る者を追うのもまた自由であり、去る者を追わないこともまた自由。 いずれの選択権もまた手の内に…
今日の一枚。 些細でささやかな取引に真実を見つける。 無償のものほど高くつくもの。 無償に見えるものは本当に無償なのではなく、見えないどこかで必ず帳尻が合っているもの。 むやみな安請け合いと根拠なき安売りは悲劇を招く。 すべての物事にはそれなり…
今日の一枚。 事を成すための風向きを知るべきとき。 すべてには時機の流れというものがあって、その流れに乗るべきか反るべきかを見極めることが肝要。 今の風はどちらに吹いているか。 焚き火をはじめようとするならば風上に衝立を置かなければならない。 …
今日の一枚。 受け取るべき富の正当性。 富めることのうしろめたさを振り切ることと、富める者への妬みを捨てること。 富める者は富むべくして富む。 これほどに理に叶った理屈の何が不服なのだろうか。 <RIDER-Waite TAROT ペンタクルのナイト>
先日、40年ほどお世話になった五月人形を神社に納めてきた。いつもお世話になっている神社では「人形感謝祭」という祭事で、年に一度、3月3日に行われている。 件の五月人形を神社に納めようと思い立ってから、時季外れではあるものの、しばらくの間、身近に…
今日の一枚。 突然訪れるもの。 思いもよらぬ珍客とそれに付随する軽い騒動。 いつも訪れるものは突然なのだから驚く必要はない。 百発百中の正確な予測などどこにもない。 たまたまはずれた予測からはみ出た事実を突然と呼んでいるだけだろう。 偶然の突然…
今日の一枚。 ほんとうにささいなことからはじまる。 海に流れ込む大きな川も源流のはじまりは小さな湧き水だろう。 それがいつの間にか圧倒的な大河となり、いずれはそれすらも飲み込む海と一体となる。 はじまりはいつも小さくか弱くささいなものなのかも…
今日の一枚。 ただ黙々とした日々の積み重ねこそが大財を成す礎となる。 一挙に手に入れたあぶく銭は、まさに泡のように消えてなくなるもの。 財を成すことは単純なようでいて奥が深い。 ただ、財とはただの金銭のことだけを言うものではない。 <RIDER-Wait…
今日の一枚。 どんな厳しい状況にあっても、必ず救いはあるもので。 諦めた瞬間に救いの手は届かなくなってしまう。 どれだけ辛くとも生きてさえいれば必ず救いはあるもの。 絶望の淵にあっても必ずそこにはかすかでも希望はあるものだから。 <RIDER-Waite …
今日の一枚。 恋を謳歌し愛を語り合いたいならば、そうすればいいだけのこと。 愛したいと言いながら、愛を疑うことの愚かさ。 ともにいたいと願いながら、ともにいる時間を測ることの卑劣さ。 より豊かにしてくれるものを、よりよい人を、そう思うならば、…
今日の一枚。 満たされないことに嘆くよりも、今あるものに満足を見つける。 必要なものはすべてそこにある。 だからこそ今ここにいるのだ。 ごく単純な奇跡で世界は成り立っている。 <RIDER-Waite TAROT カップの10>
今日の一枚。 そこに信じる力があるならば、信じるもののために大いにふるうべき。 たくわえた力は自分の信じたものに対して使うもの。 使いどころのない力ならば、もう少し黙って大事にしまっておけばいい。 いざというときにこそ全力が尽くせるように。 内…
今日の一枚。 思案に思案を重ねて生み出す。 よくよくじっくりと考えてみれば、簡単なことに気づくのかもしれない。 思わぬところから最善の策が生まれることもある。 ときにはひたすら考えて悩んでみるのも悪くはない。 <RIDER-Waite TAROT カップの4>
今日の一枚。 さんざん争い合った末、それが無駄であったことを知る。 無駄であると気づくまでにどれだけ時間がかかったことか。 ただ、その争いにも最初は意味があった。 いつの間にか、その意味を失って争うために争った。 争うことが発展のもとになること…
今日の一枚。 いつも一寸先は闇で、その中でがむしゃらに腕を振り回して、手探りで進む。 いつもそうやって進んできたのかもしれず、それでどうにかなったのかもしれない。 でも、そろそろ暗闇にも慣れてきたころだろう。 心静かに心の目で見つめれば、真っ…
今日の一枚。 常に運命は変わり続けているものであり、同時に自分が作り出すものでもある。 だから、運命はいつも自分の想像の通りになる。 また、 古い言葉に含まれた思い通りにならない運命、それに囚われるほどにそれは現実として形を帯びる。 その現実を…
今日の一枚。 豊穣の種はすぐそこに。 ほんとうにすぐ目の前にある。 それに気づかないだろうか。 そしてそれは見つめているだけではなにも起こらないもの。 いくらにらみつけてみても無駄なこと。 それはいかにして使うかがポイントなのだ。 富は使ってこそ…