今日の一枚 2017.3.27
今日の一枚。
満ち足りていながらも満たされないもの。
物質的な裕福さとともにある精神的な渇望。
満たされないからこそ追い求める。
いつまでもそれは満たされることがないのかもしれない。
それが満たされてしまったときに訪れるものは虚しさでしかないから。
満たされたように見える精神に満ちるものは虚ろ。
<RIDER-Waite TAROT ペンタクルの9>
今日の一枚 2017.3.26
今日の一枚。
勝利の凱旋。
誰もが認める戦果とともに堂々たる帰還を果たす。
誰もが認める?本当に誰もが認めているだろうか。
誰よりもそれを素直に認められないのは自分の中にいる自分ではないだろうか。
自分の求めるものはこの程度に収まらない。
だからまだ戦いは終わらない。
<RIDER-Waite TAROT ワンドの6>
今日の一枚 2017.3.25
今日の一枚。
ただ待ち続けることに耐えられるかどうか。
いつやってくるかもわからない人を待ち、本当に芽が出るのかどうかわからない種を蒔く。
無駄と知りつつも風の便りを期待し、掘り起こしてみては種を眺める。
その時間が無駄かどうか、それを決めるのは自分でしかない。
待った末に手に入れたものがほんとうに自分が求めた理想なのか。
それを決めるのもまた自分でしかない。
<RIDER-Waite TAROT ペンタクルの7>
春分過ぎて
人それぞれ1年に感じるサイクルというものがあるのだろうけれど。
自分の場合は、元旦(1月1日)→立春→春分と大まかに辿って、「さて、今年もやりますか」という気分になる。
あくまで自分の場合。
昨年の秋口に鉢植えにしているどんぐりの葉がすべて落ちてしまった。
先端に冬芽らしきものがあるので、雪解けのころにはまた芽が出るだろうと思い、普段通りに水やりなどの世話をしていた。
春分の頃になり、冬芽の中からすこしずつ緑色のものが見えてきた。
こういうのを見せられると、信じていた甲斐があったなぁと思う。
植物を育てるにあたっての個人的な哲学として「期待したり見返りを求めたりしてはいけない」というのがある。
植物は思い通りにならないもので、思うように育たなかったり、手間をかけて世話をしても突然枯れてしまったりするものだから。
これは植物に限った話ではないかもしれないけれど。
人を含めた動物とは意思の疎通ができるような気がしてしまうから、どうしても期待したり見返りを求めたくなったりしてしまう。
なんとなく育てていた伊予柑の種も発芽しそうになっている。
期待せず。
見返りを求めず。
それが今年のテーマなのかもしれない。
今日の一枚 2017.3.24
今日の一枚。
柔軟な力。
強大なものへの服従と忠誠。
力によって服従させ、忠誠を誓わせたのではなく、おのずとその状態になっているだけ。
力には様々な形があることを知っているだろう。
ぶつかり合い、ぶつけ合い、勝敗を決するのもその形の一つ。
また、外力を利用して戦わずして勝つことも形の一つ。
<RIDER-Waite TAROT 力>